ヤドカリの飼育について、昨日の続きです。ヤドカリも以前は水槽の苔掃除用として飼育される人も多く、主役にはなれなかったですが、最近はそのかわいさ、手軽さなどからヤドカリにもお名前をつけられたり、種類名を覚えて飼育されたり、餌なども気をつけられている方も多いみたいです。いいことですね。
昨日はプレコ用の餌を紹介しましたが、これは人間と一緒で栄養が傾かないように
「しっかり野菜を食べなさい!」的要素です。
ではメインの餌は何なんでしょうか?ヤドカリも雑食とはいえ肉系が大好きです。
ヤドカリに必要な餌探しは以下のきっかけがありました。もう7年くらい前の話です。なので今では十分当たり前の事かもしれません。
それは磯採集で採ってきたヤドカリ達を水槽で飼育してみて思った事でした。
どうもサンゴヤドカリ達小型のヤドカリに比べると、少し大きめのヤドカリ属(dardanus属)の子が長生きしません。2~3ヶ月くらいからいなくなります。

オイランヤドカリ(ヤドカリ属)
※ヤドカリ属(オイラン、ソメン、コモン、アオボシ達)
その当時はなんでだろう?という疑問が生じました。
次の年に手のこぶしより大きな殻にはいっていた「ソメンヤドカリ」を捕まえました。隔離して飼育するとかわいくて人を見ると寄ってきて餌くれポーズをしてくれたのですが、数ヶ月で★になってしまいました。
これはさすがにショックで真剣にヤドカリ属(dardanus属)の長期飼育を考えてみる事にしました。
まずは原因究明です。ソメンヤドカリは★になった時に脱皮に失敗したような形跡がありました。
他のヤドカリ属の子も水槽でしばらくは元気である日突然★になってました。
ソメンヤドカリが脱皮に失敗して★になったと仮定すると、どうも脱皮後の新しい皮の形成に失敗した?と言う仮説を立てました。
ではその仮説についてどうしたらいいのか?皮の基となる栄養を与えて見ましょう。
そこで思いついたのが「クリル」です。どうも共食いに近い感じになりますが、えびの皮がきっと新しい皮の形成に有効なはずです。
クリルを与えてから思ったとおりにヤドカリ属の生存率が飛躍的に伸びました。先日水槽たたんでしまいましたが、オイランヤドカリは2年は生きていました。
クリルに関してですが、皮をむかないと魚がのどに詰まって死ぬというので避けている方もいらっしゃいます。また水も汚れると言うので避けていらっしゃる方も多いと聞きます。
極め付けにクリルは浮いてしまうので、誰かヤドカリ君に手渡ししないと、匂いだけして下でわさわさするのでまるで拷問ですw
私もクリルできるだけ小さい子にあげてました。大きい子にあげると独占されるので、彼らが来るまでは小さい子達に食べさしていました。
今回は殻と書くとヤドカリのかぶっている貝殻と混同するので「皮」としました。脱皮は「皮」ですが、「抜け殻」は殻なんで書いてる私自身も混乱しました^^;